フロントサッシの製作・施工においてその特徴に、製作OK、START!がでてから製品を現場に収めるまでの納期が短い、ということが言えます。
設計事務所による出入口のデザインの細部(サッシの色とか種類とか)が最後まで決まらないこともあるのです。
それが決まってくれないと製作できませんし。
にもかかわらず建設中の建物の防犯の意味もあって出入口は早めに設置されなければなりません。
つまり製作期間が短い、ということになるいわけです。
例えば、朝に「コンビニで、車止めを乗り越えて車が店に突っ込んだ!直して!!!!」なんて連絡が入る時もあります。
現場へ直行して寸法を測り、必要な部材部品が倉庫にあればすぐに製作して夕方には現場で設置、そんなこともあります。
フロントサッシの特徴、短納期。
サンエムはそこにものすごく、とことん、こだわりを持っています。
そのためのノウハウもいっぱいと・・・それは企業秘密(笑)
、
サッシ、つまり出入り口のドアやウィンドウのアルミの枠部分はどんな色種があるか、
見たことはありますか?
30年ほど前は(私の年齢がバレる・・・)
シルバー色・ブロンズ色・ホワイト色、少しずれて遅れてブラック色。これが規定色。
例えば外装に凝ったブティックやレストラン、などでは特注でレッドやイェロー、ブルーなどは特注です。
現在はブロンズがなくなってSLC色やUC(アーバングレー)色、BKC(ダークブロンズ)色・・と時代とともに変わってきています。
実はサッシにもファッションのように流行色もあって、使われているサッシの色でその建物の建築された年代もわかったりします。
特注の塗装で木目調にもできますよ。
また、例えば一口にシルバーやらホワイトやらいっても、
サンエムで使わせていただいている三協アルミ製のホワイトと、YKK・AP製のホワイトと、微妙に「ホワイト」の色が違う。
違うのです。
なので年に1度の社員旅行で宿泊するホテルに到着したとたん、従業員たちがサッシの色やら施工をみて
どこのメーカーの製品かを確認するという、怪しい行動に出ます(笑)
塗装はもちろんペンキで上塗りなんてことではなく化学反応で電着します。
外気にさらされる場所ですから、腐食に強い、剥がれない、色むらの無い、美しく丈夫に頑固なアルミ製品となります。
そこが、オーダーメードの楽しいところ。
サンエムは年に1回社員旅行に行きます。
北は北海道から南は沖縄まで。国内は2泊3日。
数年に1度の海外旅行は3泊4日。台北とかサイパンとかも・・。
各地の観光地ももちろん訪ねますが、社員に人気なのは実は温泉での大宴会です。
飲めや歌えや叫べや(笑)
以前と違ってお酒を飲まない方も随分と増えてきましたが、皆ほとんど最後まで騒いでいます。
社員旅行の目的は、各地の文化や風習に触れる、日ごろどうしても社内での生活になってしまうので
もっと知らない世界を感じようという意味もあり。
そして、社員同士のコミュニティーを図っていこうということもあります。
サッシは総合作品です。
社内においても
現場の打ち合わせをする営業担当者から始まって、見積もり担当者、設計者、部材発注担当、
そして製作部、現場管理部、
さらに鍵屋さん、自動ドアのエンジン屋さん、押し棒(取っ手)などの金物屋さん、硝子屋さん・・
などなどなど。多くの手を借りて一つのドアが出来上がります。
その時にきちんと話ができること、打ち合わせができること。
そこがきっちりしていないと寸分違わぬ良い仕事はできません。
普段は自分の仕事で手一杯なもの同士だからこそ、
一緒に食べて飲んで観て遊ぶ、その時間はとても貴重なのです。
さあ、来年はどこに行こうか。。。
はじめまして。㈱サンエムのJKです。
サンエムはビル用フロントサッシの設計製作施工をしている会社です。
では、フロントサッシとはなんぞや。
街中に並ぶお店、コンビニ、ドラッグストアー、ショッピングセンター、あるいはホテル、病院に学校。
建物ならば必ずある、出入口。そして窓。
出入口は実はスーッととおり過ぎてしまってなかなか目に留めてもらえないかもしれませんが
一度、お店に入る前にその入口、ちょっと離れたところから眺めてみてください。
扉の形、デザイン、色合い、大きさ、使い勝手。建物全体の中でのバランス。
ショッピングセンターならお買い物の後は荷物が大きいから機能的に自動ドアが便利。
ブティックだったらちょっと押して入る扉の押し棒のデザインがおしゃれだったり。
前置きが長くなりましたが、出入口のサッシやショーウィンドウは一軒一軒デザインも大きさも違ってすべてオーダーメイド、手作りです。
サンエムはそのサッシを手掛けているものづくりの会社です。
フロントサッシとは①、お店の顔なんです。
でも、かっこいいだけじゃ済まないこともあって・・・
それはフロントサッシとは ②につづく(^^)
フロントサッシは建物の顔。
昨今、より美しく、スマートに、カッコよく、機能的に・・と、かつては四角いものと決まっていたサッシは
色も形も多様化してきました。
元請けから届く、姿図と呼ばれる設計図面でその色形寸法はわかりますが、受け取ったサッシ屋では次のステップ。
それをカタチにし、建物に取り付けられるようするべく、製作用図面を描きだします。
サッシの作図ノウハウは大学の建築系学部や専門学校でも授業はありませんから、入社してから先輩に教わり現場にもまれて勉強していくことになります。
気密性、つまり隙間風など入ってこないよう。
水密性、雨漏りなどもってのほか。
デザイン性、四角い窓はもちろん三角形もあれば丸い窓もある。
建物の壁に沿って、直線ではなく平面的に円型をなしている(平面R)大型サッシもあれば
上枠がカーブしている(立面R)連窓もあります。
サッシは枠に硝子が入って完成ですから四角柱で幅があり、内側には硝子溝があり、どんな形でも竪枠と横枠の接合部分の硝子溝がずれるわけにはいきません。
枠材の切断寸法は100分の1mmまで追求されます。
(なので社内では1.5mではなく1500mm、とミリ単位で会話します)
そして、どんな構造の建物か、木造か鉄筋コンクリートか、外壁は何か。新築か改修か、それによっても取り付け方が一つ一つ違ってくるのです。
海岸沿いの建物ならば塩害、温泉旅館なら硫黄による腐食。
幼稚園なら園児の届かない高さで鍵を付ける、などなど考慮するところはいっぱい・・・・
安心快適に過ごせるサッシでなければなりません。
その③に続く・・・